大谷翔平の5.4を凌ぐ貢献度 躍動続く30歳の“本当の価値”「検討すべき要素がある」

ダイヤモンドバックスのケテル・マルテ【写真:Getty Images】
ダイヤモンドバックスのケテル・マルテ【写真:Getty Images】

大谷翔平より“価値”があるとされるマルテに集まる注目

 ダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手の“価値”に注目が集まっている。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」ネットワークの一部「FanNation inside the Diamondbacks」では「マルテはこれまでショウヘイ・オオタニより価値があったか」と言及されている。

 ドジャース・大谷翔平投手を“凌ぐ”貢献度がマルテにはある。マルテはWARが4.9でナ・リーグ2位。打率.292、19本塁打、57打点、出塁率.362、長打率.515、OPS.877、64得点の成績を収めている。

 二塁の守備でも守備防御点が「+11」でゴールドグラブ級の数値を記録している。守備のWARは1.4でナ・リーグ3位だ。

 同報道では「WARが5.4で少しマルテより上のショウヘイ・オオタニが打撃面の数字では優勢なことは否定できない」と言及されている。大谷は前半戦の打率は.316で、29本塁打、69打点。「投打の両方をこなすシーズンでは、彼より貴重な選手はいない」と報じられている。だが、「オオタニは2024年投げていない。彼は守備にもつかない。彼はDHだ」とも言及されている。

 同記事では「オオタニとマルテの間のWARの小さな差0.5より、検討すべきはるかに重要な要素がある」とされている。それは「それぞれが、所属チームの順位に与えるインパクト」だ。

 極端な例だが「もしドジャースがオオタニの代わりに代替レベルの選手にロースター枠を与えていたとしたら、彼らは現在の56勝41敗より5勝減るだけで、それでも51勝46敗はナ・リーグ西地区首位だ」と報じられている。

 しかしながら「マルテなしのダイヤモンドバックスは、現在の49勝48敗でワイルドカード最後の枠と1ゲーム差ではなく、44勝53敗でナ・リーグ13位になり、ワイルドカード最後の枠と6.0ゲーム差で上に8チームがいることになる」という“計算”になるため「価値」があるということだ。

(Full-Count編集部)

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