元沢村賞左腕は「フォーム昔のまま」 45歳になっても…“天才”をK斬り「たまんない」
井川慶さんが高橋由伸さんとの「OB一打席対決」で空振り三振を奪う
阪神、オリックス、ヤンキースで日米通算95勝をマークした井川慶さんの、変わらないフォームが話題となっている。現役引退こそ明言していないが、無所属になって7年ながら「井川選手のフォームが当時と全く変わってなくてうれしい」などとファンが喜んでいる。
井川さんは、16日に東京ドームで行われた巨人-阪神戦前の「伝統の一戦〜 THE CLASSIC SERIES〜」の関連企画として行われた、巨人OB・高橋由伸さんとの「OB一打席対決」に登場した。
ブルペンで準備を行い「虎のエース」の紹介を受けてマウンドに上がると、大きな拍手が送られた。3ボール以降はボールカウントが増えない“特別ルール”の中、8球目で空振り三振を奪うと、笑顔で帽子を取って一礼。高橋さんと健闘を称え合い「もっといい球投げたかったんですけど、これが精一杯でした」と振り返った。
2003年には20勝をマークして最多勝利、最優秀防御率、最高勝率の“投手3冠”で、沢村賞に輝いた。ヤンキースを経て2014年限りでオリックスを戦力外となると、2017年に独立リーグ・兵庫ブルーサンダーズに正式入団。同年限りで退団した。
2000年代に阪神でエースとしてフル回転した左腕に懐かしさを覚えたファンも多かったようで、SNS上では「フォームは昔のままですね」「相変わらず帽子からはみ出る長髪」「やっぱり背番号29は井川慶なんよ」「ファンはたまんないね」といったコメントがあった。