大谷翔平投手らスター不在で…HRダービー視聴者“最低”、米指摘「参加していなかった」
米指摘「初めて共和党全国大会と直接対決した」
米メディア「スポーツビジネス・ジャーナル」は15日(日本時間16日)、「ホームランダービーは2014年以降最低の視聴者数となった」と題した記事を寄稿した。同紙は視聴者数低下の要因の一つに、ドジャース・大谷翔平投手らスター不在があった可能性を指摘している。
今年のホームランダービーは、東部標準時午後8時20分から10時59分までの間にESPNとESPN2で合計545万人が視聴した。同紙によると、ブルージェイズのフラディミール・ゲレーロJr.内野手が優勝した昨年の611万人から11%減少しているという。さらに、1時間の雨天遅延に見舞われた2014年以来の低さでもあったとのこと。
なぜ視聴者数が減少したのか。「スポーツビジネス・ジャーナル」はいくつかの要因を挙げた。主因としては、ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催された共和党全国大会と初めて重なったことにあるのではと指摘。主要3チャンネルで放送され、860万人の視聴者を集めた。
また、同紙は「今年はショウヘイ・オオタニ、ブライス・ハーパー、アーロン・ジャッジ、フアン・ソトなどの著名な選手がHRダービーに参加していなかった」とも付け加えた。実際、大谷らスーパースター不在がどれだけ影響を与えたかは不明ながらも、2021年に当時エンゼルスの大谷が参加したホームランダービーは過去5年間で最多の712万5000人の視聴者数を集めたとのこと。
大谷はホームランダービー参加のオファーがあったことを明かしつつも「リハビリがあるので、ボリュームも多いですし」として辞退した。当日は出場した同僚のテオスカー・ヘルナンデス外野手を応援。タイムアウト中に送った“助言”もあってか、T・ヘルナンデスは見事優勝を飾った。
(Full-Count編集部)