大谷翔平を申告敬遠→直後にサヨナラ負け 2夜連続の悪夢に敵将反省「監督として最悪」
同点の11回1死一、三塁で大谷を敬遠→スミスにサヨナラ打を献上
【MLB】ドジャース 7ー6 Rソックス(日本時間21日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたレッドソックス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、延長11回のサヨナラ好機でこの日、2個目の申告敬遠を受けた。その直後にスミスの適時打でサヨナラ勝利。試合後、敗れたレッドソックスのアレックス・コーラ監督は「監督として最悪だった」と声を振り絞った。
再三のリードを守れなかった。レッドソックス1点リードの9回、守護神のジャンセンが途中出場のE・ヘルナンデスに同点ソロを献上。その後、大谷に打席が回ってきたが申告敬遠を選択した。
さらに延長10回に2点を勝ち越すもその裏にすぐさま同点に。11回1死一、三塁では、打席が回ってきた大谷を再び申告敬遠。一塁が空いていない状況で異例の策に出て、さらに内野5人シフトを敷いたが、直後にスミスがサヨナラ打を浴びた。
前日19日(同20日)の同カードでも1点リードの8回1死二、三塁でスミスを敬遠。続くフリーマンに逆転満塁弾を浴びて敗戦。2日続けて作戦が裏目になった。試合後、コーラ監督は「いい試合だった。野球ファンとしては楽しいが、監督としては最悪だった」と意気消沈。「でも、両軍ともいい仕事をして、素晴らしい試合だった」と最後まで奮闘した自軍とドジャースナインを称えていた。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)