大谷翔平も絶賛…167キロ剛腕に噂されるド軍入り 米メディア「可能性を排除できない」

アスレチックスのメイソン・ミラー【写真:Getty Images】
アスレチックスのメイソン・ミラー【写真:Getty Images】

「ESPN」がド軍の補強を予想…救援の候補にメイソン・ミラーを挙げた

 ドジャースは20日(日本時間21日)の本拠地・レッドソックス戦に延長11回7-6でサヨナラ勝ち。2連勝で貯金17とし独走態勢を築いているが、決して盤石なわけではない。故障者が続出しており、シーズン終盤、プレーオフをにらんで今夏の補強が取り沙汰されている。米スポーツ局「ESPN」はドジャースの補強優先順位を挙げ、救援投手としてオールスターで大谷翔平投手から三振を奪った右腕を候補に挙げた。

 最優先事項に挙げたのは先発。負傷者リスト入りしているタイラー・グラスノー投手は復帰間近だが、キャリハイだった昨年の133回1/3に迫っており、今後どれだけ投げられるか「予想はできない」としている。山本由伸の復帰は9月上旬頃とみられる。そんな中で挙げたのはジャック・フラハティ(タイガース)、エリック・フェッディ(ホワイトソックス)、ザック・エフリン(レイズ)、菊池雄星(ブルージェイズ)で「全員取引可能だろう」と指摘。また、ホワイトソックスの左腕ギャレット・クロシェット投手は補強リストの最上位にいるとみられているとした。

 次に挙げたのが外野手で、ランディ・アロサレーナ(レイズ)とルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)と予想されている。3番目は遊撃手で、現在離脱中のムーキー・ベッツ内野手は送球に難があると解説。ただ、ミゲル・ロハス内野手は「悪くない」とも述べている。

 最後に指摘したのが球援中継ぎで、6月から前半戦終了まで中継ぎの防御率はメジャー12位の3.77だった。ジョー・ケリー投手が復帰し、今後はブラスター・グラテロル、ライアン・ブレイシア投手の復帰が見込まれるが、クロシェットを獲得して中継ぎに回せば大きな力になるだろうとし、オールスターで大谷翔平投手から空振り三振を奪ったメイソン・ミラー(アスレチックス)投手を獲得する「可能性も排除できない」としている。

 25歳のミラーは昨年メジャーデビュー。今季は33登板で1勝1敗15セーブ、防御率2.27をマークしている。オールスターでは大谷と対戦し、101.8マイル(約163.8キロ)でストライクを奪って追い込むと、最後は膝元スライダーで空振り三振を奪った。続く打者に対しては103.6マイル(約166.7キロ)をマークした。

 大谷も「素晴らしかったです。全球種、スライダーも威力のあるボールで、ちょっと難しい、素晴らしい投球だったかなと思います」と脱帽した右腕の加入はあるのか。今後の動きが注目される。

(Full-Count編集部)

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