韓国セーブ王が“崖っぷち” 2Aで悪夢の防御率23.63…7億円右腕は「ますます混迷」
コ・ウソクはマリーンズ傘下2Aで3試合連続失点…防御率は23.63に悪化
今季、韓国からメジャーに挑戦したコ・ウソク投手が、マイナーで苦戦を強いられている。マーリンズ傘下2Aペンサコラに所属する25歳右腕は20日(日本時間21日)の試合に登板も、2/3回を4安打3失点と打ち込まれた。2Aでは登板3試合すべてで失点しており、傘下3Aでの登板を合わせると5戦連続で失点。韓国メディアは「ますます混迷」とし、韓国球界復帰の可能性も示唆した。
復調の兆しが見られない。コ・ウソクが2Aで屈辱の3試合連続失点。しかもこの日のブレーブス傘下2Aミシシッピ戦では9回に登板も、1イニングを持たずに降板した。この3登板で防御率は23.63(2回2/3を自責7)となっている。
コ・ウソクは2022年にKBO(韓国プロ野球)のLGで42セーブを挙げてタイトル獲得。韓国通算139セーブをマークしている。昨オフにポスティングシステムを利用して2年450万ドル(約7億円)でパドレス入りしたが、地元韓国での開幕戦直前に20日にマイナー降格。開幕を2Aで迎え、5月4日(同5日)にはルイス・アラエス内野手とのトレードでマーリンズに移籍し、傘下3Aで登板を続けていたものの、今月11日(同12日)に2Aに降格した。
韓国メディア「OSEN」は「『衝撃の3試合連続失点』2Aで1回も抑えられなかった……コ・ウソク2/3回3失点→防御率23.63」の見出しで伝えた。記事は「コ・ウソクが安定を取り戻せずにいる。3試合連続失点を喫し、1イニング持たなかった」とし、今季のパフォーマンスを詳細に紹介。「マーリンズは5月末にコ・ウソクをDFA(事実上の戦力外)にした。FAになる代わりに3Aでの挑戦を選んだが、ますます混迷しているようだ。このままなら韓国に戻らなければならないこともあり得る」と報じている。
(Full-Count編集部)