「誕生日おめでとう」投稿から7時間後…急転直下の放出劇に日米唖然「残酷な世界だ」
スタネックは今季43試合で6勝3敗、7セーブ、防御率4.38
メジャーならでは? のトレード劇に日米が騒然としている。メッツは26日(日本時間27日)、リラン・トーマス外野手との交換でマリナーズからライン・スタネック投手を獲得したと発表した。一件するとただのトレードだが、数時間前にスタネックはマリナーズから“祝福”を送られており、「やっぱりMLBはすごい」「なんだかな」とどよめきが起きている。
スタネックは今季からマリナーズに加入。25日(同26日)までに43試合に登板して6勝3敗、7セーブ、防御率4.38を記録していた。そしてこの日、スタネックは33歳の誕生日を迎えた。マリナーズ公式X(旧ツイッター)は「ハッピー、ハッピーバースデー、ライアン!」と投稿し、右腕の記念日を称えていた。
しかし投稿から7時間後、急転直下のトレードでスタネックのメッツ移籍が決定。選手の出入りが激しいメジャーではあるものの、“誕生日おめでとう”を祝ってからの放出はあまり耳にしたことはない。実際、米ファンからも「片道チケットをプレゼントだ!」「残酷な世界だ」「SNS上で誕生日おめでとうのメッセージを贈られることで、スポーツ選手は苦しむ」「辛い仕事だ」「リアリー!?(マジで!?)」と驚いていた。
今年のトレード期限は7月30日東部時間午後6時(同31日午前7時)。ランディ・アロサレーナ外野手(レイズ→マリナーズ)、ザック・エフリン投手(レイズ→オリオールズ)などのトレードが成立し、徐々に市場が動き始めている。今後も驚きの移籍が生まれるだろうか。
(Full-Count編集部)