ド軍戦で“感動の光景”発生 試合一時中断…相手選手も脱帽、フリーマンに鳴りやまぬ拍手
復帰したフリーマンの打席でスタンディングオベーション
【MLB】ドジャース ー フィリーズ(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャースのフレディ・フリーマン内野手が5日(日本時間6日)、本拠地でのフィリーズ戦で復帰した。初回の第1打席に入る前には、場内が拍手に包まれる異例の光景が広がった。
フリーマンは三男のマックスくんが「ギラン・バレー症候群」を発症。急に手や足に力が入らなくなる病気で、集中治療室で治療を行っていた。フリーマンは7月26日(同27日)からチームを離れ、看病にあたっていた。その後快方に向かい、マックスくんは退院した。
フリーマンはこの日からチームに合流し、試合前の会見では涙を流しながら息子の病状について語っていた。
第1打席を迎えると、場内のファンが立ち上がって拍手。相手捕手のスタッブスも投手に近付いて間をとり、ブライス・ハーパー内野手も拍手、ニック・カステヤノス外野手も帽子をとって胸に手を当てていた。
フリーマンはヘルメットをとり、周囲にお辞儀。間をとったスタッブスには感謝を述べていた。1分間拍手が鳴りやまず、スタジアムに温かい空気が流れた。第1打席は空振り三振に倒れたが、フリーマンには拍手が送られていた。