ド軍から“球界最弱”へ移籍→21連敗に呆然 元同僚も「つらい気持ちになった」
バルガスは7月末にWソックスにトレード移籍、グラスノーが心境語る
7月29日(日本時間30日)に、ドジャースからホワイトソックスにトレードが発表されたミゲル・バルガス内野手。移籍直後の8月5日(同6日)にはア・リーグワーストの21連敗を喫し、ベンチの端に座ったまま表情を失った。このことについて、同僚だったタイラー・グラスノー投手は「つらい気持ちになった」と思いやった。
米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・スポーツ」に出演した右腕は、司会を務めるクリス・ローズ氏から「21連敗を喫した際にバルガスがベンチの端で座っている動画を見ましたか?」と聞かれると、突然笑い出し「ごめん、笑うつもりはないはないんだけど、本当に気の毒だと思うよ。この動画はマジでクレイジーだ!」と頭を抱えた。
しかしすぐに真面目な口調になり「私は、この男が好きなんだ。今まで一緒にプレーした中で最も面白い1人なのにね。最悪だよね。私たちが考え過ぎで、実際に彼はそんなに気にしていないかもしれないけど、彼がああいう感じになるのを見てつらい気持ちになったよ」と話した。
さらに「悪いことの反面、いいこともある。出場機会が増えるだろう。でも勝っているチームの方が人生は(負けているチームにいる)より良いものだ。負けが込んでいるチームでプレーするのは最悪だ。例外はない」「勝つことが最大の薬になる。負けるとクラブハウスのムードが悪くなるんだ。ドジャースからホワイトソックスという対極の環境に行ったことで、『なにが起きているんだろう』と思っただろうね」と気持ちを推測した。
ナ・リーグ西地区首位からメジャー最低勝率へと“転落”した24歳のバルガスは、移籍後に自身のインスタグラムのアイコンを真っ黒に変更し、ファンからは心配の声も上がっていた。