大谷翔平「今季ゴールは決めてない」 “40-40”目前も「やることに集中」…一問一答

試合後に取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:川村虎大】
試合後に取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:川村虎大】

復帰初戦でアーチのベッツに「チームとしているかいないかでは違う」

【MLB】ドジャース 5ー2 ブルワーズ(日本時間13日・ミルウォーキー)

 ドジャースの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、敵地で行われたブルワーズ戦の第3打席に、ナ・リーグ単独トップとなる3試合ぶりの36号2ランを放った。3打数1安打2打点1盗塁で、チームは4連勝を飾った。試合後の一問一答は以下の通り。

――カード初戦勝利。
「強いチームですし、遠征の最初を取れるか取れないかだいぶ違う。ムーキーも帰ってきて初めての試合でしっかり勝てたのでチームにとって大きいのではと思います」

――ベッツが本塁打を打ったり、その中での前で打つのは。
「僕だけではなく、いるだけで脅威になるというか打線の厚みが全然違う。相手も嫌だと思うし、今日は本人が打って選手としてのすばらしさを証明した。チームとしているかいないかではだいぶ違うのかなと思います。それくらい大きな存在だなと思います」

――ベッツが帰ってきたことで先頭を打つのかの会話を首脳陣とは。
「首脳陣とは特に行ってないです。現場で今日もプレーしながら、お互いの打席がより作用しあうようにコミュニケーションを取りたいなとは思っています」

――3ボールからの本塁打は初めて。
「アグレッシブにいきたいなとは思っていましたけど、相手からしたらケアしないといけない打者がたくさん控えているので、甘く来たらいくぞという姿勢を、どのカウントでも崩さないようにしたいと思っています」

――40本塁打&40盗塁は。
「本塁打に関しては自分のいい打席を続けていくことで増えていくのかなとは思うんですけど、1番を打っているので今日みたいな終盤の四球は大きいですし、盗塁でスコアリングポジションに進むこともすごく大きな仕事だと思うので、その結果行ければいいんじゃないかなとは思います」

――40本塁打&40盗塁は元々目標にしていたのか。
「今シーズン特にゴールは決めていなくて、1試合1試合頑張りたいなと思っていますし、初めてのチームなのではじめは慣れるところから、チームの特徴をつかみながら馴染めればいいなと思っているので、今はだいぶ慣れてきてポストシーズンに近づいてきているので、しっかり自分のやることに集中したいなとは思っています」

「主力がいないときにある程度踏ん張れていたのもチームの地力」

――7回に四球を選んで盗塁して追加点につながったの流れはよかった。
「結果的にそういう流れにはなっているのでいいイニングだったとは思いますけど、中継ぎも踏ん張っていましたし、そこが一番試合をつくる上では大きかったのかなと、流れを渡さなかったという意味では大きかったかなと思います」

――きょうみたいな場面で盗塁を決められることは大きい。
「行ける判断のときはいきますし、セーフになるか微妙なケースで成功するかしないかが一番大事だと思うので、今日はそこまで大きい判断の基準ではなかったので、普通に行けるチャンスが多かったのかなと思います」

――ベッツが帰ってきて蘇ったドジャースベースボール。
「主力が抜けて帰ってきてより厚みを増したのがもちろん強いチームだなと思いますし、逆に主力がいないときにしっかりとある程度踏ん張れていたのもチームの地力なんじゃないかなと思うので、ほかのメンバーも信頼していますし、どの選手が入ってもいい作用がお互いに生まれればいいのかなと思います」

――オールスターで振る制限をしていたのが不振に影響していたか。
「少ない量で戻したいなとは常々思っているので、それがリハビリがあってもなくても。逆にリハビリがない状態というのは試合で多く投げないといけないので、DHで出ている試合はなるべくセーブしていかなければいけないので、そういう意味ではどんな状態でもなるべく抑えて自分のいい状態を保つ、またはいい状態に戻すという作業をしたいなと思います」

――バットを握る位置はいつもと同じか。
「握る位置はそうですね、同じくらいかと思います」

――少しグリップエンドを開ける理由。
「僕の中では目いっぱい使っている。あれが僕の中で目いっぱいというか、バットをうまく使えるグリップの位置ではあるので、あまりそこは考えていないです」

【実際の動画】36号本塁打直後…大谷翔平が見せた“パフォーマンス”にファン注目

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