ド軍エースは「不安定な投球」 防御率5.84…指揮官が苦言「イニングを稼がないと」

ブルワーズ戦に先発したドジャースのウォーカー・ビューラー【写真:Getty Images】
ブルワーズ戦に先発したドジャースのウォーカー・ビューラー【写真:Getty Images】

ビューラーは4回途中4失点で降板「模索している状況」

【MLB】ブルワーズ 5ー4 ドジャース(日本時間15日・ミルウォーキー)

 ドジャースは14日(日本時間15日)、敵地で行われたブルワーズ戦に4-5で敗れ、連勝が5でストップした。大谷翔平投手は2盗塁をしたものの4打数無安打。1試合3失策で痛恨の逆転負けとなった。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「守備ではミスがあった」と肩を落とした。

 この日、初回に相手先発のモンタスを攻め、3点を先制したが、先発のウォーカー・ビューラー投手が2回にバウアーズに被弾。さらに1死から名手ニック・アーメド内野手が失策を喫し、テュラングに三塁打、チュリオにも適時打を浴び、同点に追いつかれた。

 同点の7回1死二塁でチュリオの右前打を右翼ベッツが後逸。二走のオルティスは一度三塁でストップしたが、後逸したのを確認しホームへ。これが決勝点となった。試合後、ロバーツ監督は「試合では色々なことが起きた。1回が終わった時点では好感触だったけど、残念ながら追いつかれてしまった」と意気消沈していた。

 先発のビューラーは3回と1/3を投げ3安打4四球4失点(自責1)の成績。初回から3四球で無死満塁のピンチを招いた。指揮官も「制球含めて不安定な投球だった。彼はまだ(自分の投球を)模索している状況だ」と苦言を呈した。

 ここまで8登板で防御率5.84。16勝を挙げた2021年の輝きは影を潜めている。「安定した投球をすること。そして、彼も理解しているけど、イニングを稼がないといけない。ここにいるのであれば、活躍が求められる」と奮起を促していた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY