ド軍監督苦悩…不振の救援陣に「タフだよ」 厳しい台所事情で「誰かを登板させないと」
1点リードの8回にハドソンが3失点「とても自信があった」
【MLB】ブルワーズ 6ー4 ドジャース(日本時間16日・ミルウォーキー)
大谷翔平投手の所属するドジャースは15日(日本時間16日)、敵地で行われたブルワーズ戦で8回に逆転を許し、2連敗を喫した。3番手で登板したダニエル・ハドソン投手が3失点。試合後、デーブ・ロバーツ監督が「タフだよ。特にシーズンのこの時期だからね」と苦悶の表情を浮かべた。
この日、同点の6回にミゲル・ロハス内野手の適時打でドジャースが勝ち越しに成功した。しかし、8回に4番手で登板したハドソンが二塁打、四球、自らの足に当たる不運な内野安打で無死満塁のピンチ招き、アダメスの左前適時打を献上。さらに内野ゴロ2本の間に2点を失い逆転を許した。
7回終了時点でリードしていた試合に敗れたのは今季6度目。ロバーツ監督は8回のハドソンの起用について「とても自信があった」とコメント。「併殺になる打球だったけど、残念ながら(ハドソンの)身体に当たってしまった」と不運を嘆いた。
前日には同点の7回にブレント・ハニーウェル投手が勝ち越し点を献上。2試合連続でブルペンが崩れた。「全員登板数を重ねているから、疲労がある」と説明。「ベストを尽くしている。登板させすぎないようにしているけど、リードしていれば、重要な局面で投げられる投手を起用する」と台所事情に頭を悩ませている。
この日、2番手で登板したマイケル・コペック投手は6回を3者凡退。これでドジャース移籍後7回と1/3を無失点に抑えた。一方で、好調のコペックを中盤に起用したことについては「コペックはチームに大きく貢献しているけど、(他の)誰かを登板させないといけない」と苦渋の決断だったことを明かした。
米メディアからはブルペン陣の層の薄さについて指摘する声も。指揮官は「(ライアン・)ブレイシアと(ブレイク・)トライネンは戻ってくる。彼らは休養が足りている状態だから、私たちを助けてくれるだろう」と期待していた。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)