ド軍に尽きぬ悩み…怪我人復帰で迫られる“決断” 防御率2点台でもDFA、不可欠な戦力整理
マンシー、エドマンら怪我人が復帰予定…26人枠が窮屈に
大谷翔平、山本由伸両投手の所属するドジャースのデーブ・ロバーツ監督は18日(日本時間19日)、マックス・マンシー内野手を19日(同20日)から戦線復帰させることを明かした。また、トミー・エドマン内野手も同日に復帰予定。続出していた怪我人が戻るのは朗報だが、そのためにはロースターの枠を空ける必要がある。
この日の試合前には、ブレント・ハニーウェル投手をメジャー40人枠から外すDFAの措置を取った。今季途中から加入した右腕はドジャースで10試合に登板し、防御率2.21。ロングリリーフなどの役割を担ったが、枠の都合で“事実上の戦力外”とした。試合前にはロバーツ監督が「タフだった」と苦渋の決断だったことを明かした。
17日(同18日)の敵地・カージナルス戦でフリーマンが右手中指を負傷し、18日(同19日)の試合を欠場。指揮官は19日(同20日)の本拠地・マリナーズ戦も欠場させることを明かした。代わってマンシーの昇格が1日早まることになった。
マンシー、エドマン以外にも、9月には山本が復帰予定。他にもブレイク・トライネン投手、タイラー・グラスノー投手も負傷者リスト(IL)に入っている。また、復帰登板でわずか8球でハムストリングの肉離れで降板したブルスダー・グラテロル投手も今週中にブルペンに入る予定だ。
トレード期限前に怪我人が続出し、ドジャースはニック・アーメド、アーメド・ロサリオ、ケビン・キアマイアーら野手を緊急補強した。開幕当初の想定は大きく変わった。9月1日(同2日)からアクティブロースターの枠が26から28人に増えるが、ドジャースは難しい決断が迫られることに変わりはないだろう。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)