大谷翔平が「ベースを掲げている姿を」 迫る40-40…指揮官が思いを馳せる“光景”
本拠地・マリナーズ戦で38盗塁をマーク…40-40に残り1HR&2盗塁
【MLB】ドジャース 6ー3 マリナーズ(日本時間21日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地・マリナーズ戦で8回に二盗を決めた。今季これで39本塁打&38盗塁とし、日本人初、球団初の“40-40”まで残り1本塁打、2盗塁に迫った。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「ショウヘイは史上最高の選手かもね!」と記録達成を期待した。
大谷は「1番・指名打者」で出場すると、8回2死の第5打席は右翼フェンス直撃の当たりを放った。打球速度115.5マイル(約185.9キロ)の痛烈打球で大谷は一塁ストップとなったが、すぐさま二盗を決めた。後半戦に入り、29試合で14盗塁とペースを上げており、シーズン換算では49本塁打、48盗塁ペースとなった。
試合後、デーブ・ロバーツ監督は「ショウヘイは史上最高の選手かもね! 彼が達成することを祈っている」と“40-40”達成に太鼓判。続けてリッキー・ヘンダーソンが1991年にメジャー記録となる通算939盗塁を打ち立てた際、ベースを掲げたシーンを挙げて「彼がセカンドベースを掲げている姿も見たい。リッキーがやったみたいにね!」と笑顔を見せていた。一方で、「彼は非常にリスペクトをもっている人」と実際に行うかについては否定的だった。
ロバーツ監督はこの日、ストライク判定を巡ってベンチから飛び出し、本塁付近でCB・バックナー球審に猛抗議をしていた。米メディアからは「彼の代わりに二塁ベースを掲げてあげる?」と質問が飛ぶと、「ノー!」と一言。「今日ベンチから出たけど、あれが私が出ていく最長の距離だ!」と自らの“抗議”のジョークを飛ばすなど、最後は上機嫌だった。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)