大谷翔平、また得点圏で凡退 “批判記者”の祈りも届かず…「wRC+は81だ」
試合前の段階で得点圏wRC+は平均以下の81
【MLB】ドジャース 6ー3 マリナーズ(日本時間21日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は20日(日本時間201日)、本拠地・マリナーズ戦に「1番・指名打者」で出場。3-2で迎えた7回、1死二塁の好機を迎えたが、痛烈な一塁ライナーに終わり、得点圏で凡退した。その直前、地元記者は「得点圏での成績を上げる絶好の機会だと思う」と言及したが、“祈り”は届かずに終わった。
大谷は試合前の時点でリーグ最多の39本塁打を放ち、打率.290、88打点、リーグ1位のOPS.989をマーク。この日の3回の第2打席では、右中間を破る三塁打を放ち、4年連続&リーグ最速でシーズン300塁打に到達した。
1点を追うドジャースは先頭のトミー・エドマン内野手が二塁打で出塁し、1死後に大谷に打席が回った。今季は開幕から好機で凡退する場面が目立ち、試合前の段階で得点圏では打率.223、2本塁打、OPS.676となかなか結果を残せていなかった。投手が交代する中、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番ジャック・ハリス記者氏は自身のX(旧ツイッター)を更新し、大谷のチャンスでの成績を紹介した。
「ショウヘイ・オオタニは今季、得点圏でのwRC+(平均100とした時に打席あたりの得点創出の多さ)は81だ。さあ、この数字を上げるには、今が絶好の機会だと思う」
しかしハリス氏の“期待”は届くことなく、投稿の3分後に大谷はライナーに倒れ、得点圏での成績はまた悪化することになった。実は、同氏が大谷の好機での打撃に言及するのは今回が初めてではない。11日(同12日)の本拠地・パイレーツ戦で計4度も得点圏で1本が出なかった際には「オオタニは先ほど三塁打を放った。しかし、得点圏では何度も凡退してチャンスを潰した」と辛辣なコメントを残している。
パドレスとダイヤモンドバックスが後半戦に驚異的な追い上げを見せ、地区優勝争いも激化している。負けられない戦いが続く中、大谷には“大事な場面”での一打に期待する声も否応なく高まるだろう。
(Full-Count編集部)