甲子園“最後の瞬間”が「なかなかイケてるぞ」 米観客も魅了した日本野球の独特文化

関東一戦に勝ち、優勝した京都国際ナイン【写真:中戸川知世】
関東一戦に勝ち、優勝した京都国際ナイン【写真:中戸川知世】

ファイブツール・ベースボール社の関係者が夏の甲子園決勝を生観戦

 第106回全国高校野球選手権大会の決勝戦が23日に甲子園球場で行われ、京都国際が春夏通じて初優勝を飾った。史上初の決勝での延長タイブレークの末に関東一(東東京)を破る激闘。米球界関係者も感激させたようだ。

 高校球児たちの熱戦に心を打たれた。決勝戦を生観戦した米野球イベントを主催するファイブツール・ベースボール社のジェフリー・カーン氏は、試合終了の瞬間に言及。日本野球特有の光景について、興奮気味にこう述べた。

「なかなかイケてるぞ。甲子園の最終アウトと、その後すぐに行った『セイレツ』。対戦相手と審判へ御辞儀をし、敬意を表すためのものだ」

 勝敗が決した後、両チームはホームベース付近に整列。頭を下げて試合を終了する。その後は京都国際の校歌が流れ、両チームとも応援団のいるアルプス席へも頭を下げる。同社は観客が余韻を楽しむかのように試合終了後も帰ろうとせず、甲子園の全ての試合を終えたしないことに注目。「甲子園での素晴らしい試合と雰囲気だ」として、米国の「Baseball」とは異なる野球文化に魅了されたようだった。

(Full-Count編集部)

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