ド軍、ベテラン35歳の“戦力外”は「困難な決断」 なかった居場所…指揮官も苦悶
テイラー復帰でヘイワードをDFA…指揮官「してくれたことはかなり注目に値する」
【MLB】ドジャース ー レイズ(日本時間24日・ロサンゼルス)
ドジャースは22日(日本時間23日)、ジェイソン・ヘイワード外野手をメジャー40人枠から外すDFAの措置をとった。デーブ・ロバーツ監督は23日(同24日)、「非常に困難な決断だった」と明かし、「ドジャースのために彼が(在籍期間中に)してくれたことは、かなり注目に値する」と感謝の言葉を述べた、。
ヘイワードは昨季からドジャースでプレー。同年は124試合で打率.269、15本塁打40打点、OPS.813と復活していたが、今季は2度の負傷者リスト(IL)に入るなど怪我にも苦しみ、63試合で打率.208、6本塁打、OPS.682だった。
12日(同13日)にムーキー・ベッツ内野手が左手骨折から復帰し、右翼に配置転換。以降はスタメン起用は1回と出場機会を減らしていた。20日(同21日)の本拠地・マリナーズ戦では同点の8回に代打で決勝3ランを放っていたが、22日(同23日)にクリス・テイラー外野手がILから復帰し、DFAとなった。
2010年にブレーブスでメジャーデビューした35歳。通算1548安打、180本塁打、709打点、OPS.748をマークしている。ドジャースでもリーダーシップを発揮し、クラブハウスの信頼も厚かった。指揮官は「みんなも、我々にはやるべき仕事があると理解していると思う。これは野球の試合だから。多くの人たちにとって感情的になる出来事だ。しかしながら、今夜や今後の試合に影響が及ぶとは私には思えない」と話していた。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)