大谷翔平は“ジャッジより上” 劇的「40-40」に指揮官も唖然「上回る選手がいるとは思えない」

試合後、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:川村虎大】
試合後、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:川村虎大】

同点の9回2死満塁でサヨナラ弾…史上最速で「40-40」達成

【MLB】ドジャース 7ー3 レイズ(日本時間24日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地でのレイズ戦に「1番・指名打者」で出場。サヨナラ満塁本塁打で史上6人目の40本塁打&40盗塁を達成した。劇的すぎる一発にデーブ・ロバーツ監督も最敬礼。「上回る選手がいるとは思えない」と称賛した。

 3-3の9回2死満塁、左腕ポシェが投じた初球の84.3マイル(約136キロ)スライダーを大谷は捉えた。バックスクリーン右へ、自身初のサヨナラアーチ。打球速度105.1マイル(約169.1キロ)、飛距離389フィート(約118.6メートル)の一撃だった。4回に40盗塁を決めており、史上最速の126試合目で「40本塁打、40盗塁」を達成した。

 指揮官は「下半身がしっかりしているときは、ボールを少し長く見ることができるし、それができている時は、彼(大谷)を上回る選手が他にいるとは思えない」と絶賛。「間違いなくジャッジも議論に入ってくるだろうが、私ならショウヘイを選ぶ」と力を込めた。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手はこの日、49号をマーク。2022年に自身が作ったア・リーグ記録の62本塁打に迫る61発ペースで一発を重ねているが、ロバーツ監督は改めて大谷こそが世界最高の選手だと強調した。

 40-40については「これはストーリーブックだ。同じ試合に40-40とはね。今までにそんなことがあったのか私にはわからないし、彼の満塁本塁打で試合に勝った。長い間私が覚えていることになるだろう」と言葉を紡いだ。

 そして指揮官は自己最高の「26」を今季大幅に更新する盗塁についても、具体的に言及した。「彼はあのようなダイナミックな選手になるために、脚のケアをしっかりしていることは知っている。相手投手に対しても、しっかり予習をしている。盗塁を奪う選手としては、彼は(過去よりも)断然良くなっている。とても効率的だ。彼はユニホームを着ればいつも、とにかくデンジャラスだ」と脱帽していた。

 さらに「ショウヘイにはいつも驚かされる。全体的に、本当に素晴らしい試合だった。ボビーも素晴らしかった。ブルペンも良かった。楽しい試合だった。そして間違いなく、ショウヘイには感嘆符(!!)が付くね」と上機嫌だった。

(Full-Count編集部)

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