ドラマ過ぎる展開…同僚笑い止まらず「本当に特別な選手」 大谷翔平の劇的40-40に唖然
サヨナラ満塁弾で40-40達成…先発のミラーは生で見れず「外で見たかった」
【MLB】ドジャース 7ー3 レイズ(日本時間24日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地・レイズ戦で史上最速で40本塁打&40盗塁を達成した。史上初の同時達成で最終9回2死で自身初のサヨナラ満塁弾。先発のボビー・ミラー投手も「サヨナラのグランドスラムで40-40を達成するなんて」と唖然としていた。
ドラマのような劇的な展開で快挙を達成した。同点の9回2死満塁。左腕ポシェの初球のスライダーを振り抜いた。打球は右中間のスタンドに飛び込むと、大谷は右人差し指を立て、喜びをあらわ。チームメートはペットボトルを用意してホームベース付近で待ち構え、スタンドからはMVPコールが鳴り響いた。
史上6人目の40-40。126試合目での達成は、2006年のアルフォンソ・ソリアーノの147試合を21試合も上回り、史上最速となった。また、日米通じて初のサヨナラ弾。メジャー移籍後3本の満塁弾はいずれもレイズ戦だ。
この日先発したミラーは「本当に最高」と冗談めかして笑った。「あの瞬間を見られるのは本当に特別なことで、ショウヘイは本当に特別な選手です。だから、本当に楽しい」と絶賛。自身は登板後のクールダウンをしていて、クラブハウスにいたという。「テレビで見た。外で見たかった」と笑顔を見せた。また、7月末にドジャースに加入したジャック・フラハティ投手は自身のX(旧ツイッター)で「Legend」と一言つぶやいた。
自身4度目の本塁打でナ・リーグ2位のマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)に3本差をつけた。両リーグ本塁打王やDHでは史上初となるMVP、さらにシーズン50本塁打、50盗塁ペース。50-50を達成すれば史上初の快挙だ。ドジャース1年目、打者専念で異次元の記録を打ち立てる大谷に同僚が驚くのも無理はない。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)