靭帯損傷発覚→1年後に史上最速「40-40」　大谷翔平、偉業達成の裏で重なった「8・24」

1年前の8月24日に大谷翔平は右肘の内側側副靱帯を損傷した

【MLB】ドジャース 7ー3 レイズ（日本時間24日・ロサンゼルス）

　ドジャース・大谷翔平投手は23日（日本時間24日）、本拠地でのレイズ戦で自身初のサヨナラ満塁本塁打を放ち、史上6人目の「40本塁打＆40盗塁」の大記録を達成した。偶然にも右肘の内側側副靱帯の損傷が発覚してから、ちょうど1年後だった。

「1番・指名打者」で出場し、最初に決めたのは盗塁だった。4回に40盗塁目となる二盗を成功。さらに、同点で迎えた9回2死満塁でドラマが待っていた。初球を振り抜き、バックスクリーン右へ飛び込むアーチ。史上最速126試合目での「40-40」達成は、自身初のサヨナラ満塁弾で飾った。

　偶然にもちょうど1年前の2023年8月23日（同24日）は、大谷の右肘靭帯損傷が発覚した日だった。エンゼルス時代、本拠地・レッズとのダブルヘッダー第1試合に「2番・投手」で投打同時出場し、腕の疲労感を訴え2回途中で緊急降板。「第2試合は右翼線二塁打を放つなど5打数1安打だったが、試合後の会見でペリー・ミナシアンGMが右肘の内側側副靱帯を損傷し、投手としては今季絶望になったことを明らかにした。

　投手としてシーズン絶望が決まってから1年後。打者に専念し偉大な記録を打ち立てた。この偶然に米データサイト「コーディファイ・ベースボール」も注目。「オオタニショウヘイのような選手はかつていなかった」と公式X（旧ツイッター）に綴った。

（Full-Count編集部）