球審襲った“事故”に球場悲鳴「恐ろしい」 担架で搬送「衝撃は尋常じゃない」
スイングしたバットが球審の首元に直撃…
【MLB】ヤンキース 10ー3 ロッキーズ(日本時間26日・ニューヨーク)
球審が悲劇に見舞われた。ニック・マーリー審判員は、25日(日本時間26日)にヤンキースタジアムで行われたヤンキースとロッキーズの試合を裁いていたが、打者がスイングして折れたバットが首元を直撃。担架で運ばれる事態となった。
5回のヤンキースの攻撃で、1死一、二塁からジャンカルロ・スタントン外野手は79.8マイル(約128.4キロ)のナックルカーブにスイング。詰まってバットが折れ、左前にポトリと落ちる安打となったが、打席の後ろでは球審が苦悶。怪力で知られるスタントンの折れたバットが、球審の首元を襲っていた。
マーリー審判員は、その場に膝を付いて痛みをこらえ、結局首元を固定して担架で運ばれた。MLB公式のヤンキース番ブライアン・ホック記者によると、脳震とうと診断され、今後は精密検査を受けるという。
バットが折れた音が響いた直後、球審に直撃する鈍い音も響き、ファンは騒然。マスクを被っていたロッキーズのドルー・ロモ捕手は打球を見ることなく、マーリー審判員を心配していた。
ネット上でも「恐ろしいな」「無事でありますように」「スタントンのスイングのパワーだから、これはとても恐ろしい」「音が酷いな。無事だといいけれど」「そのバットからの衝撃は尋常じゃない。恐ろしい場面だ」「首にも防具つけたほうがいいよ」と心配の声が殺到していた。