大谷翔平は「来年160キロ投げるんだろう」 敵将は唖然…50-50も「できないことはない」

試合前に取材を受けたオリオールズのブランドン・ハイド監督【写真:川村虎大】
試合前に取材を受けたオリオールズのブランドン・ハイド監督【写真:川村虎大】

ハイド監督も大谷を称賛…50-50も「できないことはない」

【MLB】ドジャース ー オリオールズ(日本時間28日・ロサンゼルス)

 オリオールズは27日(日本時間28日)から敵地でドジャース3連戦を戦う。ヤンキースとの激しい首位争いを演じる中、対するのはメジャー屈指の最強打線。ブランドン・ハイド監督は「初回に(将来)1年目で殿堂入りする3人と対戦することになる」と苦笑いした。

 この日、右中指を亀裂骨折したフレディ・フリーマン内野手がスタメンから外れた。それでも1番に大谷翔平投手、2番にムーキー・ベッツ内野手とMVP受賞者が並ぶ。「今夜は2人だけど。本当にタフな上位打線だ」と警戒を高めた。

 大谷は23日(同24日)の本拠地・レイズ戦で自身初のサヨナラ満塁本塁打を放ち、史上最速で40本塁打&40盗塁に到達した。シーズン換算では50本塁打、49盗塁ペース。史上初の50-50にも期待がかかる。ハイド監督も「彼にできないことはない。信じられない才能の持ち主だ」と確信する。

 打者専念のシーズンでも前人未到の記録に近づいている。「彼がパワーとスピードの両方を兼ね備えているところを目撃したんだ。自力で、試合に勝たせることができる選手だよ」と絶賛。「来年は球速100マイル(約160.9キロ)を投げるだろう」と賛辞を止めなかった。

 とはいえ、チームとしては首位争い真っ最中。「ムーキー(ベッツ)というこれまた私たちの世代で最高の選手の1人が彼の後ろに控えている」と打線をあらためて称賛。「(対戦監督として)あまり、いい気分ではない」と本音も漏らしていた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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