大谷愛犬の始球式は「かなり感心」 自ら咥えてストライク…ド軍指揮官も絶賛
限定人形配布日…異例の始球式にロバーツ監督「感心している」
【MLB】ドジャース 6ー4 オリオールズ(日本時間29日・ロサンゼルス)
ドジャースは28日(日本時間29日)に大谷翔平投手と愛犬デコピン(英名:デコイ)のボブルヘッドデーを開催した。試合前にはデコピンが異例の始球式。ボールを“咥えて”投げ込む1球に球場は大歓声。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「あのワンちゃんが訓練されていたことに感心している」とにっこりと笑った。
先着4万人に大谷とデコピンがデザインされたボブルヘッドが配布されたこの日、試合前には球場周辺に長蛇の列ができ、観衆5万3290人を記録。今季16回目の完売だった。試合前にはデコピンが始球式に登場。マウンドからボールを口に咥え、ホームベース後方の大谷へ元へ一直線。見事な“ストライク投球”に球場は大歓声に包まれた。
2週間前から練習に励み、見事に成功させた。愛犬の躍動に背中を押されるように、大谷も1本塁打、2盗塁の活躍。1998年にアレックス・ロドリゲス(マリナーズ)が記録して以来史上2人目となる「42本塁打&42盗塁」を達成させた。「ボブルヘッド・ナイトでショウヘイが本塁打を放った。この男は、複数の盗塁を決めた。どんな重要な場面でも、彼は立派にやりとげてしまう」と驚いていた。
試合後、報道陣から「デコイの始球式、それとも試合? どちらの方が大事で、感心しましたか?」と質問が飛ぶと、指揮官は「デコイ!」と即答。「ショウヘイのワンちゃんだったら、何だって驚くべきではないかもね。かなり感心したよ」と称賛していた。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)