43-43の裏で…大谷翔平が新たに刻んだ“史上初” 誰も到達できない「8月の偉業」
米メディア「OptaSTATS」が紹介…月間6度目の本塁打&盗塁の同時達成は最多
【MLB】ドジャース 10ー9 Dバックス(日本時間31日・アリゾナ)
1試合で2つの“史上初”を歴史に刻んだ。ドジャース・大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦で史上初となる「43本塁打&43盗塁」を達成した。さらに米メディアによると、“月間”でも偉大な記録を打ち立てたという。
4ゲーム差で迎えたダイヤモンドバックスとの一戦。大谷は初回第1打席で二塁打を放つと、2回には死球で出塁後、今季43盗塁目を決めて史上初の43-43に王手をかけた。そして9-5で迎えた8回の第5打席、右腕シーウォルドの93マイル(約150キロ)の直球を強振。左翼席へ飛び込む今季43号を放った。打球速度99マイル(約159.3キロ)、飛距離380フィート(約115.8メートル)、角度32度の一撃だった。
28日(同29日)の本拠地・オリオールズ戦で、1998年にアレックス・ロドリゲス(マリナーズ)が記録して以来史上2人目となる「42本塁打&42盗塁」を達成。日米メディアでは連日、史上初の“43-43”が報道されていたが、米メディア「OptaSTATS」によると月間成績でも史上初の偉業を樹立したという。
同社の公式X(旧ツイッター)は試合後、「ドジャースのショウヘイ・オオタニは今月6度目となる、同じ試合で本塁打と盗塁を同時に記録した。6度の達成は、MLBの歴史上では月間最多の試合数だ」と報じた。
4日(同5日)の敵地・アスレチックス戦、12日(同13日)の敵地・ブルワーズ戦、17日(同18日)の敵地・カージナルス戦、23日(同24日)の本拠地・レイズ戦、28日(同29日)の本拠地・オリオールズ戦、そしてこの日に本塁打と盗塁を同時に記録した。また、年間では11度目。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、1986年のリッキー・ヘンダーソンが持つ年間最多13度の記録更新も狙えそうだ。
(Full-Count編集部)