新庄監督「栗山君褒めるしかない」 逆転負けで貯金14逃すもサバサバ「切り替えられる」

日本ハム・新庄剛志監督【写真提供:産経新聞社】
日本ハム・新庄剛志監督【写真提供:産経新聞社】

8回2死三塁から3番手・河野が栗山に初球の直球を右翼席へ運ばれた

■西武 2ー1 日本ハム(31日・ベルーナドーム)

 日本ハムは31日、ベルーナドームで行われた西武戦に1-2で逆転負けを喫した。1点リードの8回に代打栗山に1号2ランを浴びて政権最多の貯金14を逃したが、新庄剛志監督は開口一番「もう栗山君を褒めるしかないでしょう」と脱帽だった。

 8回から登板した2番手の生田目が先頭の外崎に左翼線二塁打を浴びてピンチを招くと、2死三塁から3番手の河野が初球の直球を右翼席まで運ばれた。やっぱベテランの読みというか。真っすぐ一本。あれを仕留めてスタンドまで持っていくんですからね。一発を狙っていい場面なんで。大したもんです。なかなかできない」と称えるしかなかった。

 打線は7回1死からレイエスが22試合連続安打となる左前打。続く郡司の右前打で巨体を揺らして激走して一、三塁の好機をつくると、レイエスに代走・五十幡を送った。そして上川畑が初球を一塁線に転がす絶妙なスクイズを決め、五十幡が生還。平沼が後逸して犠打失策が記録された。指揮官は右腕を突き上げ大喜びだった。

 しかし虎の子の1点を守れず、西武戦の連勝は5でストップ。それでも指揮官は「いいゲームでした。全然切り替えられます」とサバサバ。8月は16勝9敗1分けと大きく貯金をつくった。勝負の9月へ「開幕当初の気持ちでやっていきます。面白い争いしているし、ファンの方もこの接戦を楽しんでもらって。最後には笑えると」と言葉に力を込めた。

(町田利衣 / Rie Machida)

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