西武・栗山巧が代打逆転2ラン 今季1号に本拠地熱狂、CS出場消滅の翌日に大仕事
栗山が8回に代打で登場、河野から2ラン
■西武 2ー1 日本ハム(31日・ベルーナドーム)
西武・栗山巧外野手が31日、ベルーナドームで行われた日本ハム戦の8回に代打で登場。逆転1号2ランを放ち、本拠地は熱狂に包まれた。ベテランの一振りで西武はそのまま勝利。両リーグ最速の80敗は回避している。
試合は0-0の7回に1死から日本ハム・レイエスに左前打を許すと、続く郡司の右前打で一、三塁に。すると次打者の上川畑の初球にスクイズを決められ、レイエスの代走・五十幡の生還で先制を許した。
負ければ12球団最速の80敗到達という嫌なムードだったが、ベテランが一振りで振り払った。生田目から代わった河野の初球を一閃。打球は右翼席最前列に飛び込む逆転2ランに。先発した今井達也も大興奮。西武ナインはベンチから飛び出して殊勲の40歳を出迎えた。
8回1失点と好投した今井の後を受け、9回はアブレイユがマウンドへ。1死から走者を許したものの、併殺打で切り抜けて西武が勝利。今井は今季7勝目を手にした。
西武は前日30日の同カードで2-5で敗れると、今季117試合目で36勝79敗2分けで4位以下が確定してCS出場の可能性が消滅していた。同日の試合後に渡辺監督代行は「私の力不足」と責任を受け止めていた。