大谷翔平とジャッジを「比較する必要ない」 ベッツの“金言”に日本人感動「一流」「惚れた」
“大谷vsジャッジ論争”をベッツが語る「比較する必要がない」
ドジャースのムーキー・ベッツ内野手の含蓄ある“発言”に感動の声が寄せられている。ここ数年、活発に行われているドジャース・大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手の“最強選手論争”に自身の見解を述べ、「ベッツほんま若いのに、コメントも素晴らしい」「一流の選手って考え方がやっぱり一流」と称賛の声が殺到している。
ベッツは米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」の野球アカウント「B/R Walk-Off」のポッドキャスト番組に出演。「この前、聞かれたんだ。ショウヘイが50-50を達成し、ジャッジがア・リーグ最多本塁打記録を更新したら、どちらがより優れたシーズンだったと言えるかってね」と切り出すと、「質問は理解できるけど、フェアな質問ではないと思う。なぜなら、両者は同じ世界線で起きることが可能だからだ。どちらが優れているかを比較する必要はない」とコメントした。
さらに「(両者の)偉大さに感謝するべきだ。僕たちはこれをまた見られるのか? ショーが、ジャッジが、ボビー(ウィットJr.)が、他の選手がやってることを。つまり……非現実的なんだよ」「この人がいい、こっちの選手のほうがいいって色々いうけど、僕たちは感謝すべきなんだ。それがクールだろ。感謝して拍手を送る。言ってることがわかるかい? 僕たちは、いつも誰かを競い合わせて、比較する必要がないんだ」と続けた。
大谷もジャッジもともに素晴らしい。そこに優劣という概念はなく、リスペクトを持つべきだーーベッツの両者への敬意あふれるコメントにファンは感動の様子。「スーパースターのベッツ選手の言葉だから重いし、有り難いですね」「ベッツ選手は野球選手として優秀なだけでなく人格者ですね」「マジでクール。自身が超一流の選手なのにさらっとこんな風に言えるのが本当にカッコいい」「ベッツのカッコ良さに惚れた」などと、人間性に称賛の声が殺到している。
大谷は2021年、2023年に満票でMVPを受賞し、ジャッジは2022年にア・リーグ新記録の62本塁打を放ち、MVPに選ばれた。そしてベッツ自身も、2018年に打率.346、32本塁打、OPS1.078、30盗塁の活躍でMVPを獲得。一流は一流を知る、ということだろう。
(Full-Count編集部)