大谷HRキャッチは「妻のため」 敵軍ファン強奪…まさかの転身宣言「今日はド軍ファン」

大谷翔平44号のHR球をキャッチしたエリック・レオンさん【写真:川村虎大】
大谷翔平44号のHR球をキャッチしたエリック・レオンさん【写真:川村虎大】

アリゾナ在住の49歳レオンさん「私は、今日はドジャースファン」

【MLB】Dバックス ー ドジャース(日本時間1日・フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平投手は8月31日(日本時間9月1日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で出場し、初回先頭の第1打席でバックスクリーンへ先頭打者弾を放った。キャッチしたのはダイヤモンドバックスの帽子を被った49歳のエリック・レオンさん。「私は、今日はドジャースファン」と笑った。

 初回の第1打席でバックスクリーンに打ち込んだ。先頭打者弾は今季5本目で自身11本目。打球速度108.9マイル(約175.3キロ)、飛距離420フィート(約128メートル)、角度35度。8月28日(同29日)のオリオールズ戦で記録したばかりで、3試合ぶりの先頭打者アーチとなった。

 キャッチしたレオンさんはアリゾナ在住。「弾みまわっていて、みんなが我先にとボールを争っていた。そして、最終的に私がつかんだという感じです」と振り返った。自身はダイヤモンドバックスファンだが、妻のバレリーさんはドジャースファン。「妻のためですよ」とキャッチしに行った。

 ドジャースとダイヤモンドバックスは同地区で首位争い真っ只中。「ええ、ええ。間違いなく」と妻とも戦っていることを笑って明かす。それでも大谷の本塁打をキャッチし気持ちはドジャースの方へ。「今年記録を破ることを願っています。今夜44盗塁目が決まりますように。これからも成功が続くよう願っています」

 ボールはバレリーさんへプレゼントする予定だという。この日、大谷の本塁打を皮切りにベッツ、フリーマンと3者連発。「ドジャースが勝つね(笑)」と予想していた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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