大谷、大谷、大谷…拭えぬ恐怖「ミスしたら月まで飛ばされる」 敵軍左腕の本音

ドジャース・大谷翔平(左)とダイヤモンドバックスのジョー・マンティプリー【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平(左)とダイヤモンドバックスのジョー・マンティプリー【写真:Getty Images】

マンティプリーは同カード3連投でいずれも大谷と対戦

【MLB】Dバックス 14ー3 ドジャース(日本時間2日・フェニックス)

 ダイヤモンドバックスのジョー・マンティプリー投手は1日(日本時間2日)、本拠地・ドジャース戦の6回2死一塁で登板。大谷翔平投手を見逃し三振に仕留めた。同カードで3連投し、いずれも大谷の打席から登板。「毎回のことだけど、特に3日連続となると、前日よりいい投球をしないと」とタフな仕事を振り返った。

 徹底したマークだ。同カード初日の8月30日(同31日)には6回2死三塁、大谷の打席を迎えたところで登板。暴投で失点を許したが空振り三振に仕留めた。翌8月31日(同9月1日)は6回1死で再び大谷と対戦し二ゴロ。6点リードの1日(同2日)も3回目の対戦を果たした。

 5月に敵地で行われたドジャース戦でもマンティプリーは3試合連続で大谷と対戦している。カード初戦に先発し、続く2試合は救援登板。トレイ・ロブロ監督は徹底して左腕を大谷に当てた。今季だけで9打席対戦し、1安打3三振と抑え込んでいる。「アウトを奪うことができれば、間違いなく自信になるよね」と振り返る。

 とはいえ、44本でリーグトップを独走し、史上初の43本塁打&43盗塁(43-43)を達成した大谷との対戦。「難しいのは間違いないよ。ミスすると痛い目に遭わされる。彼は月まで飛ばしちゃうからね」。常に付きまとう恐怖。「願わくばしっかりと狙い通りに投げるようにしたい」と兜の緒を締め直した。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY