首位の鷹に激震、守護神の松本は抹消へ 右肩痛で緊急降板「ずっとギリギリの状態」
3点リードの9回に登板するも、打者1人で緊急降板していた
■日本ハム 8ー5 ソフトバンク(4日・みずほPayPayドーム)
優勝へのマジックを15としているソフトバンクがアクシデントに見舞われた。4日にみずほPayPayドームで行われた日本ハム戦で9回に登板し、打者1人に投げて緊急降板した松本裕樹投手が右肩の違和感で出場選手登録を抹消される見込みとなった。試合後に倉野信次投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)が明らかにした。
5-2と3点をリードして迎えた9回。マウンドに上がった松本裕の異変は明らかだった。本来であれば、150キロ台後半をマークする真っ直ぐは145キロ前後。先頭の松本に四球を与えると、倉野コーチがマウンドに駆け寄り、すぐに小久保裕紀監督は大山凌投手への交代を告げた。その大山と岩井俊介投手は日本ハム打線につかまり、逆転負けを喫した。
倉野コーチは試合後に「ずっと騙し騙しというかギリギリの状態でやってきていたので。ギリギリの状態でやってきたのがギリギリの状態ではなくなった。肩です。最短10日で戻ってこれればいいですけど、それは今後の経過を見ないと分からないので」とコメント。松本裕が疲労からくる右肩痛のために降板し、5日に出場選手登録を抹消すると明かした。
ソフトバンクは本来の守護神であるロベルト・オスナ投手が腰部の検査と治療のために米国へ一時帰国中。藤井皓哉投手も腰痛で出場選手登録を抹消され、津森宥紀投手も不振でファーム再調整中だ。シーズン中に勝利の方程式を担った投手で残るはダーウィンゾン・ヘルナンデス投手だけ。優勝に近づく中で、今季最大の試練が訪れている。
(Full-Count編集部)