今季最速170キロの裏に大谷効果? 23歳剛腕が明かす…記録更新の理由「助けになった」

ドジャース戦に登板したエンゼルスのベン・ジョイス【写真:Getty Images】
ドジャース戦に登板したエンゼルスのベン・ジョイス【写真:Getty Images】

エ軍ジョイスは4日ド軍戦で今季MLB最速の169.7キロをマーク

【MLB】ドジャース 6ー2 エンゼルス(日本時間4日・アナハイム)

 エンゼルスの23歳右腕、ベン・ジョイス投手は3日(日本時間4日)の本拠地・ドジャース戦で今季メジャー最速の105.5マイル(約169.7キロ)をマークして話題を集めた。この日は大谷翔平投手がドジャースに移籍してから初めてエンゼルスタジアムでの公式戦に出場。いつも以上に盛り上がったが、右腕は「それが少し助けになったと思う」と“大谷効果”もあったと振り返った。

 ジョイスは2-2の9回に登板。10球で2三振を奪い、3者凡退に抑えた。衝撃の1球は、2死でエドマンに対してカウント0-2から投げた3球目だった。105.5マイルの剛球で空振り三振。本拠地にどよめきが広がった。ピッチトラッキングが導入された2008年以降、アロルディス・チャップマン投手(現パイレーツ)が記録した2010年の105.8マイル(約170.3キロ)、2016年の105.7マイル(約170.1キロ)に続くスピードだった

 MLB公式は「炎のリリーバーは、満員の観客の前でライバルのドジャースと対戦した際、特別に興奮しており、その影響が大きく現れた」と伝えた。右腕はエドマンを仕留めた直後、「顔を上げて(球速を)見たんだ」と振り返る。「ビッグゲームだったし、ファンもすごく盛り上がっていた。だから、それが少し助けになったと思う。2ストライクだったから、自分の持っている力をすべて出そうとしたよ」と語ったという。

 今季成績は31登板で2勝4セーブ、防御率2.08。カルロス・エステベス投手がトレード期限直前でフィリーズに移籍した後、抑えを担う。これまでの速球の最高球速は104.8マイル(約168.7キロ)で今季2度記録、平均球速は102.1マイル(約164.3キロ)に及ぶ。大谷効果もあって、この日の観客は4万4731人。105.5マイルは、大観衆も後押しとなったようだ。

(Full-Count編集部)

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