好調DeNA打線を支える“6&9” トップ不在も躍動…実った育成「眼力に感服」

DeNA・梶原昂希、佐野恵太、山本祐大(左から)【写真:小林靖】
DeNA・梶原昂希、佐野恵太、山本祐大(左から)【写真:小林靖】

6連勝中と好調のDeNA打線にはドラフト下位指名選手がズラリ

 DeNAが5日に横浜スタジアムで行われた広島戦に4-3でサヨナラ勝ちし、6連勝を飾った。連勝中は打線のつながりが目を引いているが、ほぼ固定されている日本人選手7人のうち、5選手がドラフト6位以下という状況に、ファンも「よく育てた」「1位いないの?」などと驚きの声があがっている。

 DeNAは台風の影響で4試合が中止になったが、8月25日のヤクルト戦から6連勝中。この6試合の平均得点は6.3点、1試合平均では10安打と打線が好調だ。

 注目すべきは、ほぼ固定されているスタメン野手のなかで、タイラー・オースティン内野手を除いた7人のうち、5人がドラフト下位で入団しているということだ。1番打者の梶原昂希外野手は2021年ドラフト6位(神奈川大)で打率.326。2番・蝦名達夫外野手は2019年ドラフト6位(青森大)で入団している。

 タイトルホルダーの3番・佐野恵太外野手は2016年ドラフト9位(明大)、4番はオースティン、5番・牧秀悟内野手は2019年の2位(中大)、6番の安打製造機の宮崎敏郎内野手は2012年の6位(セガサミー)、成長著しい7番・山本祐大捕手は2017年の9位(BCリーグ滋賀)だった。

 6日に出場選手登録から抹消となったが、8番に入ることが多い林琢真内野手は2022年の3位(駒大)だった。DeNAはドラフト1位で投手を獲得しているパターンが多いこともあるが、下位指名の選手の躍動はチームの育成力や逸材を見つけるスカウトの“目”、選手自身の練習の成果を示している。

 SNS上には「スカウトの見る目が正しかった」「努力がすごい」「DeNAの打者育成はガチ」「佐野と山本そんな低かったのか」「スカウトの眼力には感服」などとファンもDeNAの“育成力”に一目を置いていた。

(Full-Count編集部)

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