大谷翔平が到達した“史上最高数値” 前人未踏…DHで叩き出した衝撃の「7.2」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

“DH史上最高数値”の更新は濃厚

“DH史上初”となるMVPへ、突き進んでいる。ドジャースの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)の試合を終えた時点で、米野球データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出するWARで「7.2」を記録。1995年にマリナーズのエドガー・マルティネスが記録した、DH最高記録の7.0を上回っている。

 WARは、どれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標で、シーズンMVPを選ぶ上でも重要視されている。守備を行わないDH専任の選手は数字の積み上げが難しいが、同社算出のWARでは守備を行う選手を差し置いてナ・リーグ1位となっている。

 シーズンの65%以上をDHで出場した選手の歴代最高は、1995年にマルティネスが記録した7.0。大谷は1日(同2日)の試合を終えて6.9だったが、2日(同3日)の試合では2安打3盗塁で「7.1」に上昇。そこからまた0.1上昇させた。

 WARは今後の成績によって下がる可能性があるものの、このままシーズンを終えれば、データ面では“過去最高”の指名打者ということになる。また、指名打者の選手がMVPを受賞すれば史上初の快挙。「50-50」到達となれば必然とWARも上昇する可能性があるが、シーズンが終わった時、どこまで数値を伸ばしているだろうか。

(Full-Count編集部)

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