パワハラ騒動から1年…安樂がメキシコ王者に 異国で“フル回転”→胴上げ投手に

メキシコシティ・レッドデビルズの安樂智大【写真:Getty Images】
メキシコシティ・レッドデビルズの安樂智大【写真:Getty Images】

元DeNAバウアーらと“メキシコ制覇”

 メキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズが9日(日本時間10日)、LMB(リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボール)の優勝決定戦でモンテレイ・サルタンズに4-2で勝利し、4勝0敗でメキシコ王者に輝いた。最終回は元楽天の安樂智大投手が締め、胴上げ投手となった。

 3勝0敗で迎えた第4戦で、安樂は4点リードの9回に登板。2安打を浴びるなど2点を奪われたものの、最後は2死一、三塁のピンチで打者を二飛に打ち取り、マウンド付近に歓喜の輪ができた。

 レッドデビルズは、優勝決定戦進出をかけたプレーオフではオアハカ・ウォーリアーズに0勝3敗と追い込まれるも、4連勝で逆転進出していた。

 安樂は楽天で通算231試合に登板も、昨年11月に複数の選手がハラスメント行為を球団に訴えたとされており、12月1日にNPBから公示された各球団の契約保留者名簿に記載されなかった。その後、レッドデビルズに入団し、今季は47試合で1勝2敗4セーブ、防御率3.50の成績で南地区優勝に貢献。球宴にも出場した。

 レッドデビルズには昨年DeNAでプレーしたトレバー・バウアー投手も在籍。シーズンでは14試合に登板して10勝0敗、防御率2.48の好投を見せた。

(Full-Count編集部)

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