山本由伸、復帰戦は「トップの感覚」 4回8K…カーショーの助言が効き笑顔

試合後、取材に対応するドジャース・山本由伸【写真:川村虎大】
試合後、取材に対応するドジャース・山本由伸【写真:川村虎大】

復帰戦で4回8奪三振…「良い状態で10月を」

【MLB】カブス 6ー3 ドジャース(日本時間11日・ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手が10日(日本時間11日)、本拠地でのカブス戦に先発登板し、4回59球4安打1失点の投球を披露した。8三振を奪うマウンドに本拠地は拍手喝采。試合後は「今年の中でもトップの感覚で投げられた。リハビリ期間の練習が今日につながった」と充実の表情で語った。

 山本は6月15日(同16日)の本拠地・ロイヤルズ戦で2回28球で緊急降板。翌16日(同17日)に「右肩腱板損傷」で負傷者リスト(IL)入りしていたため「期間が空いての登板だったので、いつも通りとはいかなかった。なるべく落ち着いた気持ちで試合に入れるように取り組みました。本当に温かい歓声を送っていただきましたし、リハビリを頑張ってきてよかったなと。投げ終わった後の喜び、無事に復帰できたというところへの喜びがありました」と復帰戦を振り返った。

 8三振を奪う投球に「良い投球内容で終われたのでホッとしている。変化球がすごく良い感覚で投げられたので三振につながった。球数が60球という設定だったんですけど、だからと言って(普段と)投球内容が変わることは全くなかった」と語った。

 登板前日にはクレイトン・カーショー投手から変化球についての助言も受けた。「昨日まで変化球がうまく決まらず、練習していたところがあった。決まったのはほとんどアドバイスのおかげですね」と笑顔を見せた。

 この日は同僚の大谷翔平投手、カブス・今永昇太投手、鈴木誠也外野手の日本選手4人が同じグラウンドに立ち「メジャーで同じ試合に出場できたのがすごくうれしかった。何度も対戦できるように頑張っていきたいです」と力を込めた。

 短期決戦を前にメジャー復帰を果たし「良い状態で10月を迎えられるのが1番いい。とはいえ、9月の登板も自分としてもチームとしても重要だと思う。とにかくいつも通り1試合に集中して、そこに向けてやっていきたい」と視線を上げた。

(Full-Count編集部)

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