大谷翔平、2戦ぶり無安打でド軍敗戦 山本復帰登板を勝利で飾れず…鈴木の適時打から5失点
大谷vs今永は3打数無安打、山本vs鈴木は2打数無安打2三振
【MLB】カブス 6ー3 ドジャース(日本時間11日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、本拠地・カブス戦に「1番・指名打者」で出場し、2戦ぶりノーヒットだった。「3番・指名打者」で出場した鈴木誠也外野手は5打数3安打1打点。山本由伸、今永昇太両投手の投げ合いとなった試合はカブスが6-3で勝利。今永が7回3失点で13勝目(3敗)を挙げた。
日本人選手4人が先発に名を連ねるのは史上2度目、17年ぶりのことだった。大谷は今永と2度目の対戦。初回の第1打席は初球を打って遊飛。3回無死一、二塁の第2打席では痛烈な当たりも一ゴロ併殺に倒れた。5回2死の第3打席は特大飛球も右飛だった。対今永は通算5打数無安打1三振となった。
8回1死の第4打席はピアーソンと対戦。相手の好守にも阻まれ中飛だった。3試合ぶりの無安打で打率.290、OPS.985。自己最多を更新する47号と韓国出身のチュ・シンスが持つアジア勢最多タイとなるメジャー通算218号に残り1と迫っていたが、お預けとなった。
鈴木は山本とメジャー2度目の対戦。初回2死の第1打席は外角の直球に手が出ず見逃し三振。3回2死の第2打席もスプリットに空振り三振に倒れた。6回1死の第3打席はトライネンから中堅フェンス直撃の二塁打を放った。さらに2点を追う7回無死一、二塁で中前適時打。相手の失策を誘いその後の逆転を呼び込んだ。9回1死の第5打席でも中前打を放ち3安打となった。
山本と今永の投げ合いは日米通じて初。山本は6月15日(同16日)以来約3か月ぶりの登板だった。初回を3者連続奪三振の立ち上がりを見せた。2回には不運な適時内野安打で1点を失ったが、3回も3者連続三振。最速は97.9マイル(約157.6キロ)を計測し、4回59球を投げストライクは42球。4安打1失点8奪三振でマウンドを降り、防御率は2.88となった。
対する今永は1点リードの2回にトミー・エドマン内野手に同点ソロを被弾。さらに4回にも再びエドマンにソロを浴びた5回にはマックス・マンシー内野手にも右超えソロを浴び7回7安打3失点4奪三振で降板した。直後にカブス打線が鈴木の適時打から5得点を奪い逆転に成功。自身4連勝で13勝目を挙げた。
この日、ダルビッシュ有投手が先発したパドレスがマリナーズに勝利。敗れたドジャースの優勝マジックは15のままで地区2位とは4.5ゲーム差となった。
(Full-Count編集部)