山本由伸は「希望の兆し」 4回8Kの奪三振ショー…復帰登板を指揮官絶賛

試合後のインタビューに応じるドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:川村虎大】
試合後のインタビューに応じるドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:川村虎大】

6月16日以来の登板で初回から鈴木誠也らを3者連続三振

【MLB】カブス 6ー3 ドジャース(日本時間11日・ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手は10日(日本時間11日)、本拠地・カブス戦に先発し、4回59球を投げ、4安打1失点でマウンドを降りた。復帰登板で8三振を奪う奪三振ショー。デーブ・ロバーツ監督も「本当に感心すべき投球だった」と賛辞を送った。

 初回2死から鈴木誠也外野手を見逃し三振に仕留めるなど3者連続三振。2回に1点を失ったが、3回も再び3者連続奪三振をマークした。4回1死一塁を併殺で切り抜け、59球で降板した。最速は97.9マイル(約157.6キロ)を計測した。チームは敗れたが、ロバーツ監督は「ヨシノブが戻ってきてくれたこと。彼は今夜ベリーグッドだった」と感謝した。

 6月15日(同16日)以来約3か月ぶりの登板。4回1失点で防御率は2.88となった。「今夜は間違いなく希望の兆しがあった。明らかに直球の制球だったり、変化球、スプリット、すべてが素晴らしかった。本当にエキサイティングだ」と絶賛していた。

 山本の次戦登板は16日(同17日)のブレーブス戦になると指揮官は明言。75球ほどが目安と明かした。また、この日は大谷翔平、鈴木、今永昇太投手と日本人4人が出場。「ヨシノブのような選手は、母国のために投げていることはわかっていたと思う。4人の日本人選手がフィールドでプレーしたことから、この試合が大きな注目となっていたことを知っていてだろうから、それが彼の集中力を高めてた私は確かにと思っている」と集中力に驚いていた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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