トラウトは「エ軍にはフィットしない」 10年連続の屈辱で迫られる“決断”…米記者主張
「トラウトはもうこのチームにフィットしない」
米メディアが、エンゼルスにマイク・トラウト外野手のトレードを勧めている。エンゼルスは今季もプレーオフ進出を逃しており、「ヤフー・スポーツ」のフレッド・ジンキー記者は「トラウトはもうこのチームにフィットしない」と、チームがとるべき一手を主張した。
エンゼルスは10日(日本時間11日)のツインズ戦に敗れ、30球団で最長となる10年連続でプレーオフに進出できないことが決定した。チームリーダーのトラウトは、今季両リーグ最速で10号を放つなどシーズン序盤は絶好調だったが、4月30日(同5月1日)に左膝の半月板損傷のため手術を受けることが明らかとなり、涙ながらに「とにかくイライラする」と話した。
リハビリを経て7月23日(同24日)に3Aの試合に出場するも、痛みが再発。今季終了が決まった。
ジンキー記者は「ペリー・ミナシアンGMがオフシーズン下すであろう複数の決断は、間違いなくトラウト(の去就)から始まるだろう」と指摘。「トラウトはもうこのチームにフィットしない。主に(エンゼルスの)ロースターには若手が多く在籍しており、コンテンダーになるまでには数年かかりそうだからだ」と、トラウトを放出し、チーム再建の道を勧めた。
エンゼルスとトラウトは年俸3545万ドル(約50億2100万円)の契約が6年間残っている。他球団に移籍してもエンゼルスが一部を負担することになるが、上位を狙うチームにお金を払ってでもトラウトをトレードすることは「建設的な一手」と主張した。
3度のMVP、通算378本塁打で将来の殿堂入りは確実視されているトラウト。一方で本人もチームもプレーオフとはほぼ無縁。トラウトの契約にはトレード拒否権が含まれているため、本人の意見も重要だが、両者に“決断”が迫られている。
(Full-Count編集部)