大谷翔平は「全てが印象に残る」 ジャッジとの“決定的な違い”…元最多勝が解説
米放送局「FOXスポーツ」投稿…大谷とジャッジ、印象的なシーズンは?
別々のリーグでも“比較論争”が盛り上がっている。ドジャース・大谷翔平投手は今季ここまで「47本塁打&48盗塁(47-48)」をクリアし、前人未到の「50-50」を射程圏内に捉えている。一方でア・リーグでは、アーロン・ジャッジ外野手が51本塁打をマークし、自身の62本塁打の記録更新を狙える位置にいる。果たして両者のどちらが「印象的」なのか。識者らが討論している。
米放送局「FOXスポーツ」のMLB専門X(旧ツイッター)は12日(日本時間13日)、「アーロン・ジャッジとショウヘイ・オオタニのどちらが、より印象的なシーズンを過ごしている?」と題して動画を投稿。2005年にマーリンズで22勝を挙げて最多勝に輝いた名投手、ドントレル・ウィリス氏と元ドジャースで1992年の新人王、エリック・キャロス氏が議論を交わした。
ウィリス氏は「私はショウヘイ・オオタニのことが好きだけど」と前置きした上でジャッジを推した。「アーロン・ジャッジは60号と140打点を達成する可能性がある。(投手に)深刻なダメージを与えることができるし、打率を残すこともできる。長打だけの打者ではなく、シーズン通して活躍することができる。だから、この数週間、不振なのはショックなんだけどね」と名門のスラッガーを称賛した。
一方でキャロス氏は大谷推し。「ドジャースにとって重要な選手なんだ。特に、おそらくMVPレースの先頭を走っていた(ムーキー)ベッツが手首の骨折で離脱したとき、オオタニが1番を務めてドジャースを引っ張ったんだ。(大谷の)盗塁は印象に残るし、本塁打もそう。しかも、まだそれが続いているんだ」。チームの危機を救った点も加味して大谷を評価した。
ジャッジに軍配を挙げたウィリス氏も「(大谷の活躍は)全てが印象に残るよね。しかも、1番を務め始めたとき、彼はもっと良くなった」と活躍を絶賛。大谷もジャッジもともに素晴らしいのは疑いようのない事実で、疑問を投げかけた司会者自身も「難しい質問だとは承知していますが……」としていた。
(Full-Count編集部)