巨人助っ人左腕は「信用をかなり無くした」 OB痛烈…制球難に「何やってんだって話」
8日に先発したメンデスは1/3回4失点で降板、2軍降格
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。4年ぶりのリーグ優勝に向けて走る巨人の“ラストピース”を指名した。先発ローテーション“第6の男”出現が待たれる中、8日のDeNA戦で1死しか取れず降板して翌9日に抹消となったヨアンデル・メンデス投手には厳しい言葉を送った。
4月3日以来の出番を得た助っ人左腕だったが、味方の失策で先頭の出塁を許すと、自身のけん制悪送球で傷口を広げ、四球を連発。1/3回を2安打3四球4失点(自責2)でマウンドを降りた。高橋氏は「残念だったな。メンデスも6番目の先発としていけるのではというところで大事だった。何やってんだという話。調整がちゃんとできていなかったのではとしか言えない」とバッサリ。
今後についても「無理でしょうね、投げられない、9月やクライマックスシリーズに行ったって。信用をかなり無くした。来年の契約もなくなるんじゃないかというくらい、それくらい大事な一試合だった。ほぼストライクが入らないんだから。仕方ないね、自分が犯したミスだから」と指摘した。
2位の阪神とは3ゲーム差。最終盤で重要なのが先発ローテだ。最後の1枠を託す投手として「赤星は内容は悪くなかったけど、勝てていない。0勝7敗。防御率はそんなに悪くない(3.36)けど、勝ち運がないと考えると9月の大事な試合に使うかどうか」と思案。「そう考えると横川投手なんかは気持ちも出ていて、勝ちがついたことを考えてもいいのかなと」と6年目左腕を挙げた。
2018年ドラフト4位で大阪桐蔭高から入団した24歳左腕は、身長190センチから投げ込む角度のある球が持ち味。今季は9試合の登板(2先発)で2勝1敗、防御率1.40の成績を残している。「ダイナミックなフォークを活かして気持ちを全面に出して投げていけばいい」と期待した高橋氏。残り15試合、阿部慎之助監督はどんな手を打つのだろうか。