エ軍“170キロ右腕”は今季終了 炎症のみも監督「プレーを強いることはしない」

エンゼルスのベン・ジョイス【写真:ロイター】
エンゼルスのベン・ジョイス【写真:ロイター】

ジョイスは4日に今季MLB最速の169.7キロをマーク

 エンゼルスの“170キロ右腕”ベン・ジョイス投手の今季中の復帰は絶望的になった。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者が伝えたところによると、ロン・ワシントン監督が「我々は彼にプレーを強いることはしない」と語った。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者によれば、MRI検査の結果は炎症のみ。ジョイス自身は今年また投げることを願っていた最中の判断だったという。

 ジョイスは3日(日本時間4日)のドジャース戦で今季MLB最速となる105.5マイル(約169.7キロ)をマーク。しかしMLB公式が10日(同11日)、7日(同8日)に遡って右肩の炎症で15日間の負傷者リスト(IL)に入ったことを発表していた。今季は31登板で防御率2.08、8ホールド、4セーブとエンゼルスのブルペンを支えていた。メジャーデビューとなった昨年は12登板で防御率5.40とメジャーの壁にぶち当たっていただけに、確かな成長を遂げていた。

 テネシー大時代に自己最速105.5マイル(約169.8キロ)を計測して注目を集めると、2022年ドラフト3巡目(全体89位)でエンゼルス入り。剛球を連発する怪物右腕に「ジョイスは来季のために今年は終了か……わかるけどさみしいな。でも、大事にしないといけないもんな」「また来年楽しみにしてるね(涙)」「9月の消化試合にジョイスの肩を使うのは勿体無いと思うんだ」とファンは反応した。

(Full-Count編集部)

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