毎回得点圏もゼロ…山本由伸が「好きだ」 ロバーツ監督は称賛「仕事してくれた」

ブレーブス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ブレーブス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

ロバーツ監督「試合の作り方が好きだ」

【MLB】ドジャース 9ー0 ブレーブス(日本時間17日・アトランタ)

 ドジャースの山本由伸投手は16日(日本時間17日)、敵地・ブレーブス戦で4回4安打無失点と粘投。防御率2.63で勝ち負けはつかなかった。デーブ・ロバーツ監督は「彼の試合の作り方が好きだ。大きなストレスがかかるイニングが何回かあったけど、力を発揮しないといけない時にいい投球をしてくれた。重要なことだ」と粘り強い投球を評価した。

 毎回先頭打者を出し、得点圏に走者を置く厳しい投球だった。4回はいきなり無死三塁の大ピンチだったが、後続を3人で片付けた。右肩腱板損傷から復帰2戦目。75、80球の球数制限が課される中、4回72球(ストライク42球)を投げ、4安打無失点。2四球3奪三振だった。

「球数、そしてストレスのかかるイニングが複数あったことを考えると、4回までという結論になった。自分の仕事をしてくれた」。エース右腕・グラスノーが右肘痛で今季絶望。戻ってきた山本は、勝負の10月へ明るい材料となりそうだ。

 10日(同11日)の復帰後は計8回11奪三振、7安打1失点(自責0)。ロバーツ監督は「大きなことだよ。私たちは(復帰までに)完全に健康体になるように時間をかけるようにした。彼はカンフル剤だ。彼自身も(自分が)貴重な投手で、私たちが(山本の力)を求めていることも理解している」と大きくうなずいていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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