山本由伸、苦しんだ投球も「原因はわかっている」 同僚には感謝「首位にいて復帰できた」

試合後、取材に対応したドジャース・山本由伸【写真:小谷真弥】
試合後、取材に対応したドジャース・山本由伸【写真:小谷真弥】

復帰2戦目となった山本は4回無失点も毎回得点圏に走者を背負った

【MLB】ドジャース 9ー0 ブレーブス(日本時間17日・アトランタ)

 ドジャース・山本由伸投手は16日(日本時間17日)、敵地・ブレーブス戦に先発し、4回を4安打3奪三振、2四球の無失点だった。毎回、得点圏に走者を背負う粘りの投球となったが「原因は自分が一番よくわかっている」と次回登板での修正へ自信をのぞかせた。

 怪我からの復帰2戦目となった右腕は初回に2四球で2死一、三塁のピンチを招くも三ゴロで切り抜けた。2回は1死三塁、3回も無死一、二塁、4回は無死三塁打とされたが、味方の好守にも助けられながら、いずれも無失点でしのいだ。
 
「狙ったとこにはあまり投げられず、四球も出しましたし、少し甘くなって長打も出たり。そこはしっかり集中して、原因が自分が一番よくわかっている。こういう登板もよくあること。次の試合に向かってしっかり練習していたい」

 山本は6月15日(同16日)の本拠地・ロイヤルズ戦で2回28球で緊急降板。翌16日(同17日)に「右肩腱板損傷」で負傷者リスト(IL)入りした。約3か月の離脱後、9月10日(同11日)の本拠地・カブス戦に続く復帰2戦目だった。

 プレーオフへ向かいながらも、怪我人が相次ぐ苦しいチーム事情。14日(同15日)にはエース右腕タイラー・グラスノー投手が右肘の異常のため今季中の復帰が厳しくなったことが判明した。

 山本への期待が膨らむなか「チームメートの皆さんがここまで戦って今、首位にいて僕が復帰できました。みんなでシーズン長いので全員で戦っていけばいいかなと思います」と離脱中に戦った同僚への感謝の思いと意気込みを示した。「10月はもちろん大切ですけど、今の試合も大切。1試合に集中して登板するのはずっと大切にしていることなので、いいピッチングができてよかったと思います」。山本は着実に完全復活への歩を進めている。

(Full-Count編集部)

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