大谷翔平「50-50」へ難敵? すでに終戦でも“不吉な数字”…世界一の地で偉業達成は
マーリンズはリーグ最低勝率で終戦も…少し不気味な数字も
ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)から敵地・マーリンズ3連戦に臨む。2023年に侍ジャパンが世界一に輝いたマイアミの地で、前人未到の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成できるか。相手のマーリンズはリーグ最低勝率.367。すでにポストシーズン進出を逃しているが、少し不気味な数字がある。
マーリンズとは5月6日(同7日)から本拠地で3試合を戦った。大谷は初戦に11号先頭打者弾を放っているが、3試合で9打数2安打の打率.222、1本塁打、2打点。ローンデポ・パークではエンゼルス時代の2022年に2試合でプレーし、通算7打数1安打の打率.143、本塁打なし、2打点だった。昨季までリーグが違うア・リーグでプレーしていたこともあるが、ローンデポ・パークは、まだ本塁打を放っていないメジャー本拠地球場の1つだ。
マーリンズは17日(同18日)の第1戦で28歳右腕ダレン・マコーンが先発し、18日(同19日)の第2戦は未定。19日(同20日)の第3戦は剛腕エドワード・カブレラが先発する。大谷は初戦のマコーンとは初対戦で、第3戦のカブレラとは通算3打数無安打、2四球なっている。47号から一気に3本を上積みできるか。
続いて、あと2個に迫っている盗塁だ。マーリンズは今季リーグ4位の131盗塁を許しているが、一方で44度阻止。盗塁阻止率はドジャースに次いでリーグ2位の25%を記録。これはリーグ平均21%を上回る数値だ。正捕手は4年目の27歳ニック・フォーテス。リーグ最多86盗塁を許す一方で26度阻止。阻止数はドジャースのウィル・スミスに次いでリーグ2位で、盗塁阻止率23%はリーグ平均を上回る数値だ。
大谷はフォーテスがマスクを被っていた5月6日(同7日)に本拠地で2盗塁を決めたが、その後の2試合は盗塁なし。バッテリーが警戒する中でどう盗塁を試みるか。
16日(同17日)の敵地・ブレーブス戦は4打数無安打2打点。「47本塁打&48盗塁(47-48)」から4試合足踏みとなった。これは嵐の前の静けさなのか。日本列島を歓喜をもたらしたマイアミで再び偉業を成し遂げるか注目だ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)