大谷翔平も使用する“色分けボール”の正体 日本初の公式販売へ、伝えたい正しい理解

プライオボールなどを使って投球練習を行うドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
プライオボールなどを使って投球練習を行うドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

「プライオボール」が公式ホームページで販売開始

 ドライフブラインベースボールジャパンが、ドジャース・大谷翔平投手も愛用していることで知られるカラフルなトレーニングボール「プライオボール」の日本公式販売を開始することが18日、分かった。公式ホームページから購入することが可能となる。

 プライオボールとは、米・シアトルに本社を構える世界最先端の科学的野球トレーニング施設「ドライブラインベースボール」が投手や野手のスローイングメカニクスの改善を目的として開発。数種類の重さの異なるボールで色によって区分けされている。

 ドライブラインによるデータ解析に基づき、独創的でユニークなトレーニングドリルをプライオボールを使用することで行うことができるとあり、MLB球団のトップクラスの選手から、全米大学の全てのブルペン、グラウンドで利用されている。また日本人選手からの幅広い信頼を得ており、米国内では主流となっている。

 しかし、研究に裏打ちされて作られたプライオボールの模倣品がインターネットでも販売されている問題もある。材質も異なれば、色と重さも違う。また、米国で購入した正規品を持っていても、ドライブラインが提唱する正しい使い方が行き届いていなければ効果が得られないどころか怪我につながる危険性もあるため、日本国内の販売に合わせ、ト゛ライフ゛ラインによる初の公式ガイドブックも制作。無料のダウンロードで提供を開始するという。

 大谷らが使用したことによって、有名になったが、正しい使い方を知らなければ、故障の原因となるため、ドライブラインに学びに行く指導者も存在する。ガイドブックに掲載されている正しいドリルも、データ解析の結果編み出されたもの。不確かな情報に左右されることなく、怪我予防をしながら、球速、球質がアップする理想のフォームを手に入れてほしいと願う。

(Full-Count編集部)

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