大谷翔平、驚異のチーム15冠 2日間で打率.287→.297、ベッツ超え…ほぼ全成績トップ

ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

2試合で10打数9安打12打点と驚異的な成績、打率を1分上げた

【MLB】ドジャース 6ー4 ロッキーズ(日本時間21日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、5回に52号2ランを放った。7回には52盗塁を決め、前人未到の「52本塁打&52盗塁(52-52)」に。52本塁打、122打点でリーグ2冠を独走しているが、チーム内の打撃成績はとんでもないことになっている。

 大谷は1点差の5回2死二塁からバックスクリーンへ消える52号2ラン。3回の中前打、7回の一塁内野安打と合わせて今季11度目の3安打をマークした。6打数6安打10打点と大暴れした19日(同20日)から計10打数9安打12打点と驚異的な成績を残し、チーム内の個人打撃成績でもトップを占拠した。

 試合前まで打率.2938はベッツ(打率.2942)に次いで4毛差のチーム2位だったが、この日の固め打ちで打率.297に上昇。3打数無安打だったベッツは打率.292となり、大谷はチームトップに躍り出た。52本塁打、122打点、52盗塁、OPS1.013はもちろん、125得点、出塁率.378、長打率.635は軒並みトップ。179安打、34二塁打、7三塁打、77四球、93長打、383塁打、10敬遠もチームトップだ。5犠飛はチーム4位だが、それを除けば、ほぼ全成績でトップとなっている。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、打点が公式記録になった1920年以降、2試合で9安打12打点以上を記録するのは初めての快挙。18日(同19日)まで打率.287だったが、シーズン終盤に1分を上げるのは驚異的だ。ロバーツ監督は「間違いなく覚醒していると思う。集中力が高まっている」と絶賛した。「50-50」を達成しても、大谷の勢いは止まりそうにない。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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