ドジャースが逃した「100」 大谷ら1800億円補強も…栄誉ならずまさかの“誤算”

降板後ベンチでうなだれるドジャースのダニエル・ハドソン【写真:Getty Images】
降板後ベンチでうなだれるドジャースのダニエル・ハドソン【写真:Getty Images】

短縮シーズンを除き4年連続で達成していた「シーズン100勝」

【MLB】ロッキーズ 6ー3 ドジャース(日本時間22日・ロサンゼルス)

 ドジャースは21日(日本時間22日)、本拠地でのロッキーズ戦に3-6で敗れた。これで残り7試合となり、シーズン成績は92勝63敗。2020年の短縮シーズンを除いて4年連続で達成していたシーズン100勝には届かないことになった。

 名門ドジャースは2013年から8シーズン連続で地区優勝。2021年は2位に終わったものの、2022年からまた王者の座を守っている。チームはダルビッシュ有投手(現パドレス)らが所属した2017年に1974年以来となる100勝を達成。2019年と2021年は106勝、2022年は111勝、昨季はちょうど100勝だった。

 今季は約1800億円をつぎ込み、新たに大谷翔平投手、山本由伸投手、タイラー・グラスノー投手、テオスカー・ヘルナンデス外野手らを補強してシーズンイン。ムーキー・ベッツ内野手が死球で2か月離脱したこともあったが、大谷らがカバー。地区首位はキープしながらも、7月は11勝13敗と負け越し。7月終盤から8月にかけてはフレディ・フリーマン内野手が家庭の事情で離脱し、その期間は苦戦を強いられた。

 また、投手陣が苦戦。山本やグラスノー、ウォーカー・ビューラーら故障者も相次ぎ、チーム防御率3.94はMLB15位。得点数でMLB2位の打線に助けられる形となっている。

 地区優勝争いでも、パドレスが好調で3ゲーム差に接近。24日(同25日)からは直接対決も控えており、結果次第では2位に転落する可能性もある。残り7試合、大谷と山本のドジャース1年目のレギュラーシーズンは、どのような形で終えることになるだろうか。

(Full-Count編集部)

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