大谷翔平が記録する歴代最高「8.1」 史上初のMVPへ…“未知の領域”を猛進

ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

53個目の盗塁をマークするなど、WARを0.1上げた

 ドジャースの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)の本拠地・ロッキーズ戦で3打数1安打だった。今季53個目となる盗塁も成功させ、米野球データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出するWARは0.1上昇して「8.1」に。これまでのDH最高記録を大きく上回ってシーズンを終えるのは確実な状況だ。

 WARとは、どれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標で、シーズンMVPを選ぶ上でも重要視されている数字だ。大谷は指名打者のため、打撃だけで数値を積み上げてリーグ1位となっている。

 シーズンの65%以上を指名打者として出場した選手の歴代最高は、1995年にエドガー・マルティネスが記録した「7.0」。大谷はすでに1も上回っており、歴代最高記録を更新することはほぼ確実。史上初となる指名打者のMVP獲得に期待がかかる。

 大谷がWAR8以上でシーズンを終えれば、二刀流でプレーしていた2021年から4年連続となる。4年連続での8以上は、これまでにアルバート・プホルス(2003年~2009年)、バリー・ボンズ(2001年~2004年、1989年~1993年)ら過去に5人が記録している。

(Full-Count編集部)

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