大谷翔平にカーショーが行った“粋な計らい” 裏で行っていた提案…米称賛「一流だ」
50-50達成翌日…本拠地での第1打席ではドジャースナインもベンチ前で拍手
“レジェンド左腕”の粋な計らいだった。ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地・ロッキーズ戦での第1打席で、ファンからスタンディングオベーションで迎えられた。前日に「50-50」に到達しており、チームメートもベンチの前に出て拍手を送る異例の対応。裏では、クレイトン・カーショー投手がチームメートに声をかけていたという。
同戦は、大谷が初回の第1打席に入る前には、大型ビジョンで今季の50本の本塁打と、50回の盗塁を振り返る特別映像が流された。打席を迎えると、ロッキーズバッテリーと球審が大谷のために時間を作った。ファンからスタンディングオベーションで迎えられたと同時に、三塁ベンチのドジャースの選手らもベンチ前に登場して拍手を送った。
同戦の試合後、デーブ・ロバーツ監督はナインらの行動はカーショーの発案だったと説明。「即興だ。クレイトンが何か(大谷のために)したかったから、私に提案してきたんだ。なので、私たちは彼を称えることにした。ホームで(大谷を祝うことが)できなかったから、ホームのファンにもショウヘイを称える時間を与えることができた」と話した。
この異例の対応に、地元メディア「ドジャース・ネーション」はX(旧ツイッター)で「ドジャースが彼に愛を示せるよう、クレイトン・カーショーが忘れずにその状況を作った。これはアメージングなことだ。一流の動きだ、カーショー」と称賛。ファンも「感動的な瞬間」「素晴らしい」と反応していた。
(Full-Count編集部)