大谷翔平の遥か上…ジャッジの異次元数値「1.153」 6戦6HRでも縮まらない“壁”

53号を放ったドジャース・大谷翔平(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】【写真:ロイター】
53号を放ったドジャース・大谷翔平(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】【写真:ロイター】

大谷とジャッジが同日に本塁打…OPSは130ポイント差

【MLB】ドジャース 6ー5 ロッキーズ(日本時間23日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地で行われたロッキーズ戦の9回に53号ソロを放った。8月は一時不振に陥ったものの、9月以降は好調を維持。目下ナ・リーグ9冠を維持している。それでも“メジャートップ”の座はなかなか見えてこない。

 大谷はこの日、初回に左前打、3回には右前打で出塁して54個目の盗塁に成功した。7回の第4打席は右前打を放ち、直後に二盗を成功させ55盗塁とした。そして9回先頭、右翼席へ同点の53号ソロを叩き込んだ。

 直近6試合で6本塁打の大暴れ。53本塁打と123打点はリーグ独走状態で、打率.301も同3位まで浮上している。リーグでは“敵なし”の一方で、メジャー全体を見渡すと、怪物がその座を阻んでいる。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手だ。

 ジャッジは22日(同23日)、敵地で行われたアスレチックス戦に「3番・中堅」で先発出場し、3回に2試合連続となる55号を放った。55本塁打、138打点は大谷を上回りメジャートップ。打率.323も同3位に位置しており、3冠王も射程圏に捉えている。

 大谷とジャッジの本塁打数は、一時10本差まで離れていたものの、2本差まで急接近。しかし、打者の総合的な打力を示すOPS(出塁率+長打率)では“大差”がついている。ジャッジは出塁率.458、長打率.695もいずれもメジャー1位。OPSは驚異の1.153に達している。対して大谷も“大台”の1.023と超高水準だが、その差は「130」。残り試合数を勘案してもなかなか追い付くのは難しいかもしれない。

(Full-Count編集部)

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